響灘と香春岳

先日実家に帰ったおり、皿倉山に初めて登ってみた。皿倉山から響灘を見下ろすと、何もかもがちっぽけに見える。人間の作った物は、なんて小さいんだろうとなぜだか思った。とても素敵な身近な方が亡くなられたこともあったが。ここに来れば何となく近づいたような気がする。おじさんこれからは、好きなゴルフをこの空の上でしてください。

僕の生まれた筑豊は、この香春岳が象徴的にそびえていたが、今はセメントを作るために、ここまで低くなってしまった。僕の原風景がまた変わってしまった気がする。ボタ山もなくなり、炭鉱住宅もなくなり、今は写真でしか見ることのできない風景になってしまったが、最近はなぜだか懐かしい思い出が、思い出されてこの地で何かできないかと考えるようになった。

 

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